セラピスト定期勉強会「肩関節痛について」
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
尼崎市塚口町にある医療法人社団 亀井整形外科医院の吉岡(ファーストリハ所属)です。
今回は、院内で定期的に行っているセラピスト勉強会についてご紹介します。
研修の目的
・痛みの種類について再確認
・曖昧な痛みの訴えを評価できるようになる
・肩関節痛を適切に評価・治療できるようになる
研修の内容
リハビリを行っていると、「肩が痛くなった」や「肩が痛くなってきた」という訴えをよく聞きます。「使いすぎて」や「捻って」など理由がはっきりしているものもあれば、「なぜかわからない」と理由がはっきりしないものもございます。
セラピストは、その痛みを評価し、適切な対応ができるようにならなければなりません。
必要であれば、レントゲンやMRI検査の依頼も行う必要があります。
今回は、その評価を中心に研修を実施いたしました。
皆様は突然肩が痛くなったことはありませんか?
「そんなに痛くないから大丈夫」、「すぐ治る」と思い、痛みを放置してしまっていませんか?
その痛みを放置してしまうと痛みが悪化するかもしれません。しかし、病院に行くほどの痛みでもないなと考えることも少なくはないと思います。
そのため、今回は家で簡単にできるスクリーニングテストを紹介します。
ペインフルアークサイン

方法 :肩関節を外方向に挙げていく。
判定 :60~120°の範囲で痛みが出た場合に陽性
考えられる病名:肩インピンジメント症候群、肩峰下滑液包炎の疑い
対処法 :セラピストによる運動療法
アプレースクラッチテスト

方法
左の図:腕を上げ、反対側の肩甲骨(上内側)を触る。
右の図:腕を背中にまわし、反対側の肩甲骨(下内側)を触る。
判定 :棘上筋腱付着部(図赤丸)の痛みが増悪した場合に陽性
考えられる病名:棘上筋腱の変性性腱炎
対処法 :セラピストによる運動療法
full can test:フルカンテスト(左図)、empty can test:エンプティカンテスト(右図)

方法
肩関節を外に開き、抵抗に耐える
判定 :肩関節に痛みが出る、保持ができない。
考えられる病名:棘上筋損傷、断裂
対処法 :MRIで詳細な評価を行う。
まとめ
肩関節の「痛み」にも、たくさんの原因があります。
その「痛み」を的確に評価し、患者様にとってどのような対処法ができるかを提示するのも我々セラピストの役目でもあります。
今回は、ご自宅でできる簡易的な評価の一部をブログに載せさせていただきました。
ご自宅で行ってみて、痛みが出現した場合は、早めの受診をおすすめします。違和感があるかもという程度でも、放っておくと症状が悪化する可能性もございます。
お困りごとや心配事がございましたら、是非当院までご相談ください。
「肩関節痛に対して」
講師:山原PT
参加者
・PT:12名
・OT:1名
・鍼灸師:5名
・トレーナー:2名