虐待防止委員会について
いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
尼崎市塚口町にある 医療法人社団 亀井整形外科医院 です。
今回は、先日のブログで紹介した合同委員会活動の中から、『虐待防止委員会』の活動についてご報告いたします。
虐待防止委員会とは
事業所における虐待の防止のための対策を検討する委員会です。
『虐待』と聞いて、「本当にそんなことがあるの?」と思われるかもしれません。
実際に、養介護施設従事者等による高齢者虐待の相談・通報件数と虐待判断件数は増加している状況です。
厚生労働省により令和4年度調査結果
相談・通報件数が2,795件(対前年度比405件増)
虐待判断件数が856件(同比117件増)
※いずれも過去最多で2年連続
厚生労働省:令和4年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」 に基づく対応状況等に関する調査結果(報告)
高齢者虐待の5種類
・身体的虐待
暴力行為や外部との接触を意図的に遮断する行為
例)無理やり食事を口に入れる、車いすやベッドにベルトで拘束する、ミトンを着用する等
・心理的虐待
脅しや侮辱、無視や嫌がらせ等、精神的に苦痛を与える行為
例)スタッフが高齢者の方を「ちゃん」付けで呼ぶことも該当
・経済的虐待
本人の合意なしに財産を使用する行為や制限をかける行為
例)日常生活に必要な金銭を渡さない等
・性的虐待
性的な行為の強要、わいせつな行為
例)直接の行為がなくとも、ベッドでオムツ交換をしている最中に、オムツを外したまま他の用事でその場を離れる事も相当すると考えられます。
・介護、世話の放棄、放任
十分な食事や水分を与えない、劣悪な環境に置く行為
例)入浴をしない状況を放置していること、室内にゴミが散乱している状況で生活をさせる等
このように高齢者虐待を細分化し、見えていなかった部分を見ると、お身体に直接触れる医療・介護従事者だけでなく、お身体に直接触れない医療事務や介護事務の方も高齢者虐待をしてしまう可能性が考えられます。
医療・介護従事者が虐待を起こさないために
『自覚無しに起こっているケースが多数ある』ということを知る、そして『虐待のグレーゾーン(明らかな虐待ではないが、適切と言い難いケア)』を事前に共有することが大切です。
トイレに行きたいと訴えている患者様や利用者様を理由もなく待たせること
何度もトイレに行きたいと訴えている患者様や利用者様の対応を後回しにすること
目が見えない方に対して、介助者のペースで手を引き、誘導すること
説明や同意なしに、介助を開始すること(急に車いすの移動を開始する)
窓口で難聴の方に対して、大きい声で話すこと。(大きい声で話すと強い口調に感じ、プライバシーの侵害に当たることも)
日常には自覚のない虐待やグレーゾーンがたくさん潜んでおります。
自分の業務や都合を優先させずに、「患者様、利用者様、入居者様にとって、今、何が大切か」を考えることで、虐待もグレーゾーンも回避できます。
さいごに
当グループでは、患者様、利用者様、入居者様が安心してサービスを受けられる環境をつくるために、多職種で気付きや課題などの情報共有を行っております。
その他の委員会活動についても、今後ブログでご紹介してまいりますので、ぜひご確認ください。
■亀井整形外科医院
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