セラピスト定期勉強会「熱中症の概要・高齢者リスク」
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
尼崎市塚口町にある医療法人社団 亀井整形外科医院の吉岡(ファーストリハ所属)です。
今回は、6月26日に行ったセラピスト勉強会についてご紹介します。
研修の目的
目の前にいる患者様やご利用者様の普段との違いを「疑い」、症状の重さを「見分け」、なぜ起こっているのか「説明」し、予防や対応を「実行」できるようになる。
研修の内容
それ、熱中症かもしれません。
熱中症といえば、
・屋外でスポーツをしている学生が起こる。
・室内にいるから大丈夫
・まだ夏じゃないから大丈夫
こんなイメージはありませんか?

図1
図1は2025年(5〜9月)の月別救急搬送人員を表しています。真夏7.8月に多いのはもちろんですが、6月から増加しているのがわかります。

図2
図2は熱中症の発生場所について表しています。道路や公衆屋外よりはるかに住居からの発生が多いことがわかります。

図3
図3は2025年おいて緊急搬送車の年齢区分別割合となっています。65歳以上の搬送者数は57433人で全搬送車の57.1%占めています。
熱中症の症状
①初期症状:
めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉痛、こむら返り、だるさ、生あくび
→比較的軽い段階。早めの休憩と水分・塩分補給が重要
②進行症状:
頭痛、吐き気、嘔吐、強い倦怠感、・ふらつき、集中力、判断力の低下
→脱水や循環不全が進んでいる可能性あり
③危険サイン:
意識がぼんやりする、痙攣、自力で水が飲めない、ぐったりしている等
→これらがあれば重症を疑い、すぐに救急対応を検討
熱中症への対応
①活動を中止し、涼しい場所へ移動
体操・リハビリ・入浴・屋外活動を止め、エアコンの効いた室内や日陰へ
②衣服をゆるめて安静にする
襟元・ベルトなどをゆるめ、座位または臥位で安静にする
③体を冷やす
首・脇の下・足の付け根を中心に冷却する
④飲める場合のみ水分・塩分補給
意識がはっきりして自力で飲める時のみ行う
まとめ
このように、我々の身近に「熱中症」のリスクが潜んでいることがわかります。
熱中症は誰にでも起こりうるものです。
「室内にいるから大丈夫」「まだ夏じゃないから大丈夫」ではなく、皆さん一人ひとりが意識を持つことで予防することができます。
まずはしっかりと水分補給をしていただき、もし、少しでも異変を感じたら、休息をとり、上記熱中症への対応や迷わずに医療機関へ受診をしていただければと思います。
「熱中症の概要・高齢者リスク」
講師:長尾鍼灸師
参加者
・PT:11名
・OT:1名
・鍼灸師:5名
・トレーナー:2名