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熊本地震ボランティア活動報告
熊本地震で被災された方々の心身のケアに役立ちたいという思いから、亀井院長、鍼灸師の酒井、松本の3名で、5月14日~15日にかけて避難所になっている熊本市立総合体育館、益城町総合体育館に訪問し、ボランティア活動を行ってきました。
地震発生から1カ月が経ちましたが避難所は、人で溢れかえっており、避難所の極限環境、断続的に起こる地震でストレスフルな状況でありました。
震災からの復興に向けて募金や支援物資の提供などできることはたくさんあると思いますが私達にできることはなにかと考えたときにやはり医療支援ではないかと考えました。そこで私たちは、医師、鍼灸師による避難者の方への医療支援として、健康相談、鍼灸の施術を行いました。
病院は再開しているところもありますが、避難所におられる一人一人の健康状態の把握までは現状困難で、私達が被災者の方達を診察していくと明らかに静脈に血栓ができている状態の人がいて、一刻も早く病院へ行かなければいけない状態の方もおられ、今後も長期的な医療支援が必要な状態です。
百聞は一見に如かずと言いますが私達は報道されていない医療の現場を身をもって知らされました。
今後、南海トラフでの地震で関西にも甚大な被害が出ることが予想されております。
その時に医療機関としてどのような対応ができるのか、私達に何ができるのかを医院全体で考えていきたいと思います。